三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年9月7日放送

地元の食材にこだわった『市』を開催!
紀北町の海の幸・山の幸にとことんこだわった、生産者たちの熱い思いがたぎりまくっています!

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紀北町引本港では、この日、熱いイベントが開催されていました。
それは去年からスタートして今回で4回目を迎える『三重 紀北町 海・山(うみ・やま)こだわり市』!
紀北町の海の幸、山の幸にとことんこだわり、生産者たちの熱い思いがたぎるイベントです!

「地元のものが、安く・おいしく食べられるのが魅力です」

「地元の食材があって美味しいし、海が目の前にて気持ち良いです」

と、お客さんにも大好評!


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『三重 紀北町 海・山こだわり市』の実行委員長である『(有)貞丸水産』
山口剛史さんに、市を開催するきっかけを教えていただきました。

「この地域には海と山があり、良いものがたくさんあるのに、地域や我々自身もそれを知らないことが多いんです。
そこで改めて、『良いもの=こだわり』というブランドみたいな感じに置き換えて集め、『海・山こだわり市』として開催しようと」

『三重 紀北町 海・山こだわり市』を立ち上げたのは、紀北町で農業、漁業に携わる若い生産者たち。

市の開催を通して、生産におけるこだわり、その美味しさと魅力を、対面方式の販売や、様々なイベントによって積極的にアピールしています。


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第4回の『三重 紀北町 海・山こだわり市』開催当日の昼。
メンバーや地域の仲間が集まり、会場の設営。
今回は、ライブステージや飲食スペースも用意するので大変です。


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準備中のブースを少し紹介。
こちらはイチゴ農家の稲田さんが作る、かき氷。
奇跡の川と呼ばれる銚子川の氷を使い、シロップのイチゴはもちろん、こちらのイチゴを使用しています。
シロップにはたっぷりの果肉が!

「地域のものを、地域の人で消費してもらいたいですね。
地産地消で地域を盛り上げていきたいな、と思っています」


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こちらは『紀伊ファーム』の石倉至さん。
バーベキューブースで地元の野菜を使った『焼きもろこし』と、冷たいスープ『ビシソワーズ』を販売。
もちろん使われている野菜は、すべて紀北町産。
ビシソワーズは地元の飲食店に協力してもらったそうです。

「このイベントに参加するのは4回目。地元で農業をしている若者がいて、野菜を作っているんだよ、ということを知ってほしいですね」


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真夏の夕刻。
初めて夜の開催となるこだわり市を楽しみに、オープンにあわせて、たくさんの人が集まりました。

これまでは昼の開催でしたが、今回は真夏ということもあって、夕方からのビアガーデンスタイルで!
地元のこだわり食材をその場でほお張り、ビールでカンパイ!
何とも、たまらない企画です!!


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バーベキューの野菜もすべて、地元産。
ホクホクのカボチャに、『モクモクしお学舎』の塩だれがよく合います!


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行列のできているこちらのブースは、なんと真鯛のフライを挟んだ『真鯛バーガー』。


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引本港から船で5分ほどのこの養殖場で真鯛を生産するのは、『三重 紀北町 海・山こだわり市』の実行委員長・山口さん。

「良いエサを与えないと、良い魚に育ちません。
近海で獲れる生エサを仕入れ、それに魚粉と栄養分豊富な粉のようなものを混ぜて与えるんです」


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こちらはイチジクとトマトを栽培している『(株)デアルケ』さんのハウス。

「普通は土にイチジクを植えるのですが、コンテナで根の行く場所の領域を狭くしていじめることにより、生育が促進され、早く収穫が出来るんです」

と、石本修さん。

徹底した管理のもとで栽培されている、『デアルケ』さんのイチヂクに、トマト。
ですが、こちらのこだわりは栽培だけはありませんでした。


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なんと、自分たちで、加工部門を設立。
自分たちで作っているイチジクやトマトをより魅力的に、より付加価値をつけて販売できるように、加工品の開発に取り組んでいます。
その加工品も、近々『三重 紀北町 海・山こだわり市』に並ぶ予定です。


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他にも、会場には、夏の縁日の雰囲気を再現したブースもあって、子どもたちに大人気!
そして、大人たちはビール片手に、ジャズの時間。

食べて飲んで、そして、多いに楽しんで。
地元の人が、地元の魅力を再発見する、そんなイベントが終わりました。


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上から、『三重 紀北町 海・山こだわり市』のメンバーであり、『加藤椎茸店』の加藤公彦さん、『ふるさと企画舎』の山根伸彦さん、『紀北町観光協会』の大野眞さん。

加藤「生産者はけっこう、自分の仕事に終始してしまうことが多いのですが、集まることで色んな意見交換ができますし、そもそも『市』を開催することで集まるきっかけができたので、それが一番良かったです」

山根「個性的なメンバーが揃っているので、みんながそれそれの思いや気持ちを出せたらいいかなと思ってやってます」

大野「もっともっとたくさんの人に来ていただいて、『三重 紀北町 海・山こだわり市』のファンをたくさん作っていきたいですよね」

そして、

「田舎というと、何も無いというイメージがありますが、やり方や結びつき次第で、でいくらでも面白いことができると思います。
普通の市場も、面白く楽しくすることは可能なんです」

と、実行委員長の山口さん。


地産地消で、まず地元の人に、地元の良さを知ってもらう。
そして少しずつファンを増やし、地元を盛り上げてゆく。

『三重 紀北町 海・山こだわり市』、これからも、もっともっと盛り上がっていきそうです!